年内で終了することが明らかになったフジテレビ系「酒のツマミになる話」(金曜午後9時58分)が物議を醸している。
「ツマミ」を巡っては24日放送分が放送当日に急きょ、過去放送分に差し替えられる前代未聞の騒動があった。24日放送分でMCを務める千鳥の大悟(45)は、同番組で前MCのダウンタウンの松本人志(62)のコスプレを披露。一連の問題でコンプライアンス順守を厳格化したフジの上層部がこれに懸念を示し、放送にストップを掛けたと報じられた。大悟は番組を盛り上げるために松本のコスプレをしたが、差し替えに不満を持ったとされる。昨年10月の放送でも松本のコスプレを披露していたからだ。
大悟は番組出演を安請け合いしない考えを当の「ツマミ」の今月17日放送で語ったばかりでもあった。そこでは、大悟がユーチューブ番組に一切、出演しないことが取り上げられ、本人は「(オファー内容が)おもろないのを断れんようになるから(ユーチューブ番組は)全部出ん」と説明。おもしろさを最重視していることをうかがわせた。フジ社員の話。
「大悟さんが、番組出演基準の一つは〝おもしろさ〟と力説した直後、松本さんをイジって番組を盛り上げようとしたことにストップを掛けられたら、不満があったとしても当然でしょう」
一方のフジ側としてはやむを得ない判断だったようだ。同局は昨年12月に明るみに出た中居正広氏の女性トラブルに端を発する一連の騒動で、崩壊の危機に直面した。そこで「フジテレビ再生・改革に向けたプラン」を策定し、役員も刷新。清水賢治社長の下、コンプライアンスを厳守する局に生まれ変わろうとしている真っただ中。昨年10月の放送時とは状況がまるで違う。
ある芸能関係者は「もし炎上すれば、株主やスポンサーから説明を求められる可能性もある。今、ようやくスポンサーが戻りつつある中、意思決定は厳しいものにならざるをえません」と指摘する。
松本がいまだ地上波に復帰ができないのは、「週刊文春」報道がコンプライアンス上問題だからにほかならない。いくら笑いのためとはいえ、松本のコスプレはリスクになるというわけだ。
もっとも、同関係者は「事前に番組スタッフが『今年はやめてほしい』と大悟と話し合うことができれば、放送当日に差し替えるということは起きなかった。まだ、現場レベルではコンプライアンス教育が徹底されていないのでしょう」とも話した。
フジの改革は道半ばということか――。












