ジャーナリスト・田原総一朗氏(91)は何を思うのか――。BS朝日は24日、田原氏が司会を務める「激論!クロスファイア」の放送を終了すると発表した。

 ことの発端は19日放送の田原氏の〝暴言〟。自民党・片山さつき氏、立憲民主党・辻元清美氏、社民党・福島瑞穂氏をゲストに迎えて議論した際、高市早苗首相の選択的夫婦別姓に対する否定的な姿勢について辻元氏と福島氏が批判すると、田原氏は「あんなヤツは死んでしまえと言えばいい」と発言したのだ。

 同局は21日、田原氏を厳重注意したと発表していたが、ネット上では「甘すぎる」との批判が噴出。田原氏は23日に自身のXで「私の発言についてお詫び致します。発言の主旨は、野党に檄を飛ばそうとしたもの」となどと謝罪と釈明したが、同局は24日の臨時取締役会で「政治討論番組としてのモラルを逸脱している」と判断し、番組終了を決定したとした。

 同局関係者によると、「激論!――」は収録番組で、19日放送回は前日18日に収録されていたという。

 田原氏といえば、討論番組「朝まで生テレビ」(テレビ朝日系、現在はBS朝日)で過激な発言でたびたび炎上してきたことでも知られるが…。

「『激論!――』内でも、田原さんは出演者の本音を引き出す意図もあり、かなり過激な発言をしているが、本当にヤバいものはカットしてきたといいます。田原氏自身もカット前提で、場の議論を白熱させることを狙って過激な発言をすることも多かった。『あんなヤツは死んでしまえと言えばいい』との発言をなぜ今回に限ってカットしなかったのか、と局内では、当初から番組スタッフの対応を疑問視する声は多かった」(同)

 実際、BS朝日はこの日、「番組はVTR収録のため不適切発言を編集でカットすることができましたが、それを怠った番組責任者ならびに管理監督者である編成制作局長を懲戒処分としました」と発表。前出関係者によると、懲戒処分は「譴(けん)責」だという。

 田原氏の事務所関係者は「(BS朝日から番組終了の報告が)今朝ありました。降板などの話はなく、番組終了を告げられました。終わると言われたので、しようがないです。田原も『終わったものはしようがないから、また新しいことを始めないとね』という感じですね。謹慎はせず、活動は今まで通りです。今回の件につきましては真摯に向き合っていきます」と話した。

 田原氏は現在、同局で放送している「朝まで生テレビ!」でも司会を務めている。

「こちらは田原さんの降板もなく、番組も継続する。これまで政治家に厳しく説明責任を求めてきただけに、朝生で改めて自らの口で今回の件について話すつもりとか」(前出テレ朝関係者)

 朝生で田原氏は何を語るのだろうか――。