実業家の前澤友作氏(49)が2021年に国際宇宙ステーション(ISS)へ行った際、実際に使われたソユーズ宇宙船帰還モジュールが愛知県・豊田市博物館で18日から展示される。

 同館では来年1月18日まで「深宇宙展」を行う。深宇宙とは地球から200万キロメートル以上離れた宇宙空間を指すが、今回はその内側である月や火星も扱い、モジュールの展示もそのひとつだ。

 前澤氏が搭乗した機体の外壁は、大気圏突入時に1万度を超える高温にさらされ激しく焦げている。監修した戸梶歩氏は「焦げることにより熱を外に逃がしている。中に熱は全く伝わらない」といい、今では少し古い型となったが「飛行実績もあり安全で信頼性が高い」機体だと説明した。

 またソユーズ宇宙船のフェアリング(全体を覆うカバー兼安全装置)の中で、奇跡的に回収できたという前澤氏のロゴ部分を今回初めて展示。日本が世界初を目指す火星衛星(フォボス)からのサンプル採取計画「MMX」の展示もあり、宇宙に臨む日本の技術や姿勢を知ることができる貴重な機会となっている。