前大阪市長でコメンテーターの松井一郎氏(61)が16日、「藤川貴央のちょうどええラジオ」(毎週月~木曜午前9時=ラジオ大阪OBC)に出演した。

 松井氏は2023年4月、政界引退から情報番組などでコメンテーターとして活躍、この日から始まった同ラジオ番組の新コーナー「松井一郎のラジオ大大阪(だいおおさか)、いっちゃんえぇやん!」(毎週木曜)に元産経新聞編集長の安本寿久氏とともに出演した。

 政界引退後はどのように過ごしているのか、安本氏に聞かれた松井氏は、2匹の飼い猫や同じマンションの別室に住む孫と過ごす日々について語った。「保育園状態。あとは猫の世話をしながら。自由に暮らしています」と好々爺といった様子をみせた。

 55年前に大阪・吹田で開催された万博を回想した。「僕は小学校1年だった。当時、1970年。日本に外国人なんてほとんどいなかった。その時代に吹田の会場に行くと各パビリオンに外国の方ばっかり。『いや、すごいな世界は』こういうふうな印象を受けました」と振り返った。

 今年開催された大阪・関西万博について、「万博は、橋下(徹)さんと僕と堺屋太一さんと『もう一回やろうよ』と寿司屋で1杯飲みながら、そんな話になった」と明かし、誘致から閉幕まで大阪府庁・大阪市役所の職員ががんばったとし、感謝を述べていた。

 松井氏は、13日に閉幕した大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」のクロージングイベントにサプライズ登場した。慰労のために出演してほしいと打診があったそうで、「僕は、辞めてる身だし、晴れがましい場はいいよという思いを持ってたんだけど、一緒に作りあげてくれた仲間のところに行って、お礼言うのもひとつかなと思った」と胸の内を明かし、当日はシャインハットで行われた閉幕式終了後、大阪ヘルスケアパビリオンで行われるイベントの出演時間まで控室に隠れていたという。

 コブクロが作詞作曲した大阪・関西万博のテーマソング「この地球の続きを」の誕生秘話を明かし、「コブクロさんがこうやって作ってくれて、会場がひとつになれたと思いますね」と絶賛した。

 副首都構想についても言及。70年万博時の日本の情勢について。「東京と大阪って、二眼レフって呼ばれた時代だった。東京は首都だけど、経済は大阪みたいな雰囲気が当時はあった。僕は今だからこそ、そういう日本の構造にしたい。東京一極集中じゃなく、多極分散。その一極を担うのは、大阪しかない。大阪がいち地方都市ではさびしすぎる」とその思いを明かし、「万博を通じて、『新しい産業の柱を大阪・関西で作っていこうよ』というのも、万博の目的のひとつですよ」と語っていた。