9人組グループ「FANTASTICS from EXILE TRIBE」ボーカル・八木勇征(28)の出演する新作オペラ「平家物語―平清盛―」が4日、世界初演を迎えた。それに先立ち3日、会場の埼玉・大宮ソニックシティでゲネプロと囲み取材が行われた。

 平清盛に焦点を当て、取り巻き女性たちの人間模様を軸にした物語で、一流オペラ歌手ら総勢約100人が出演。八木は一番の見どころを「まだ誰も見たことがない物語だし、演出の内容」だとし、琵琶法師という自身の役柄についてはこう説明した。

「語り部として今回、僕は歌は歌わないんですけれども、物語のストーリーテラーというか、随所随所で起点となるような場所で、物語が今後どうなっていくかっていう、見ていて高揚感が出るような存在でいれたらなと思います」

 また武神(清盛の懐刀)役で殺陣を披露する場面も。本人いわく稽古は大変だったようだ。

「殺陣の滝(洸一郎)先生という方に、ホントに同じことをもう何十何回と言っていただきながら、ちゃんと作らせていただいたので、そこは是非見ていただきたいなと思います」

 稽古場で何より驚いたのはオペラ歌手たちの歌唱力で、その感動をこう表現した。

「マイクありきで僕は歌っているので、まずマイクを全く使わず、ホントに自分の声と体を使って、自分が楽器となって、声を存分に出し表現しているっていうのが、やっぱ迫力がものすごいありますし…。あと、楽器と同じぐらい体の奥底から響く感覚を、僕は稽古場から感じていて…。(共演者の)皆さん、ビシバシと来ていただいた方(観客)の体に響かせていただきたいなと。僕自身も響いてます、ずっと。すごい楽しみです」

 今後オペラにも挑戦したいんじゃないかと水を向けられ、隣に立つ清盛役のバリトン歌手・池内響はニヤニヤしながら手招き。八木は「恐れ多いこと…言えないですけど」と苦笑し「もしそんな時があったら、僕は何十年かけて勉強しなきゃいけないですけど…。逆に、こんなに豪華な歌手の方々とご一緒できる機会もないと思うので、もし挑戦するとしたら、何年分かの、6年分ぐらいは今回の舞台で経験できるんじゃないかなと、勝手に思ってます」と語っていた。