俳優の唐沢寿明(62)と妻で女優の山口智子(60)が2日、30年以上在籍した所属事務所「研音」をそろって年内で退所し、来年から夫妻で「TEAM KARASAWA」を発足し、新たに活動すると発表した。

 ともに還暦を迎えての決断。声明で「この大切な節目を機に、次なる人生の章に今まで以上に力を注ぎ、人生一巡りして再び『生まれ直す』新たな挑戦に、原点回帰のまっさらな気持ちで挑みたいと思います」などと宣言した。

 唐沢と山口は1988年のNHK連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」の共演をきっかけに、95年に結婚。芸能界きってのおしどり夫婦で知られる。山口は90年代に人気ドラマに多数出演したが、96年の木村拓哉とのW主演ドラマ「ロングバケーション」(フジテレビ系)以降は仕事をセーブ。2012年の「ゴーイング マイ ホーム」が16年ぶりの連続ドラマ出演として話題となった。

 一方、唐沢は92年「愛という名のもとに」(フジ系)でトレンディー俳優としてブレーク。その後も代表作「白い巨塔」をはじめ、毎年のようにドラマで主演。17日放送スタートの主演ドラマ「コーチ」(テレビ東京系)も控えている。

「事務所創業者で2人の恩人でもある野崎俊夫氏が昨年6月に他界。俳優として多忙な年月を過ごし、事務所に貢献をしてきた唐沢さんは、恩人の死を機に、仕事を少し控えて今までとは違う生き方をしたい意向もあった」(テレビ局関係者)

 そして、還暦を迎えた唐沢が選ぶ〝違う生き方〟の一つが、妻のライフワークである「旅」だ。山口は自身について「きっと世界で一番旅が好き」と豪語するほどで、2010年からは、世界中を旅して民族音楽などを収録する映像シリーズ「LISTEN.」を発表している。
「夫婦で海外を旅しても、仕事人間の唐沢さんは観光もせずに食事以外はホテルにこもって、台本を覚えたりしていた。独立によって夫婦の時間ができたことで、一緒に〝旅人〟になるのではないか」(同)
 これまで趣味はまったく合わなかったというが、唯一合うのが〝オモウマい店めぐり〟。俳優としての活動が大幅に制限されたコロナ禍では、山口を助手席に乗せ、唐沢の運転で全国の〝オモウマい店〟を訪ねていたという。
「今後は国内にとどまらず、世界各地のグルメを探索するつもりではないか」とはテレビ関係者。
 第二の人生は順風満帆だ。