◇石井伸長(24)香川支部134期
「養成所の入所が22歳で遅かったし、意外と僕には時間がないですからね」――。24日には25歳の誕生日を迎える。それだけに今後の〝ビジョン〟も明確だ。「今期いっぱい(10月まで)はダッシュだけの予定です。スローに入りだしたら、もっと勝率を稼いで早いうちにヤングダービーに出たい」と青写真を描いている。
来年1月以降の級別に反映される2026年前期適用勝率(審査期間5~10月)は13日現在で4・58。2025年後期の3・58から大幅アップ。「レーサーになる前に思い描いていたより結果が出ていると思います。自信もついてきたし、今では欲も出てきたのでもっと上を目指したいです」としっかり〝進化〟の手応えもつかんでいる。
6月のまるがめでの初優出も自信につながっている。準優は5号艇から鮮やかにまくり差しての快勝だった。「準優の前日にレースミスがあって、その反省を生かしたターンができたと思います。レース終わった後は〝あっ、優出してもうたわ〟みたいな感じでしたね。道中もずっと不思議な感じで…。展開突いて2着と思ってたら1着でした」と笑顔で振り返る。
優勝戦は初の3号艇で出走。結果は4着も「優勝戦で一緒に走った近江(翔吾)さんは『3カドでもいいんちゃう?』と言ってくれたけど、せっかくなので3のスローにしました。結局Sが全速08だったので勘通りで良かったです」と収穫は大いにあった。「次は初優勝ですね。ダッシュだけで優勝したらめっちゃカッコいいと思います」と目を輝かせる。
師匠は木谷賢太。「デビュー戦で賢太さんと一緒になって、その時にすごくビシビシ言ってくれたのが弟子入りのきっかけです。僕が仕事に慣れていなくても『新人やから、しょうがないね』って言ってくれる人が多い中で、賢太さんだけがすごく厳しかった。こういう人についた方が自分のレベルを高められるな、と思って志願しました」と明かす。
現在では関係性も変化している。「今はめっちゃ優しいです。優出後もお祝いでパジャマをプレゼントしてくれました。それを着て寝ると睡眠の質が上がる気もします」とニッコリ。
初優勝、A級昇格、ヤングダービー…。目標を一つひとつ着実にクリアしてステップアップしていく。












