俳優の佐藤隆太が11日、兵庫県立芸術文化センターで行われた舞台「明日を落としても」(10月11~16日)の取材会に出席した。
阪神・淡路大震災からの「心の復興・文化の復興」のシンボルとして2005年に開館した兵庫県立芸術文化センターの20周年記念公演として劇作家・ピンク地底人3号氏が立ち上げた物語を、演出家・栗山民也氏が手がける舞台作品だ。
同作の舞台は現代、六甲山系のふもとにたたずむ創業80年の老舗旅館。佐藤演じる同館社長の桐野雄介の元に神崎ひかる(牧島輝)が訪れたことから物語が始まる。
自身が演じる桐野雄介について佐藤は「現在(55歳)と過去(阪神淡路大震災発生時の25歳)を行ったり来たりする。(25歳の時に)17歳のひかると出会うことで力を取り戻していく役どころ」と説明したうえで「自分と似てるところが多い。幼さが残っている男。僕はガキなので友人やマネジャーに迷惑かけっぱなし」と明かした。
同作の魅力について「僕は当時の震災を経験している者ではないですけど、深い共感を感じました。見てくださった方は、自分の人生と照らし合わせて、共感していただけるのではないか。ジーンと心にしみいってくるような、そっと肩にあたたかい手を乗せてくれるような作品」と評した。
佐藤は高校時代の3年間、野球部に所属し甲子園を目指しており、現在は熱心な阪神ファンでもある。
10日の対広島戦ではゲーム終盤に打者10人の猛攻を見せ、逆転勝ちで11連勝した阪神について「このまま順調にタイガースが1位でいったとすると、われわれの公演がちょうどクライマックス。クライマックスに行きたかったけど、チケット取れなかった方は、こちら受け皿となりますので、ぜひこちらの劇場で楽しんでいただきたい」とアピールし、笑わせた。
今まで選手たちに対し憧れが強すぎて、あえてプライベートで会ってこなかったと前置きしたうえで「(共通の知り合いが誘ってくれたので)梅野(隆太郎)くんと食事に行ったんです。思っていた以上のナイスガイで、個人的にすごく応援している」。
同作が上演される劇場と甲子園球場は、タクシーで10分程の距離にある。「さすがにすごいタイミング。お互い招待し合うみたいなね。すごくいい機会。この間、話してて(梅野選手が)『ぜひ野球も見に来てくださいね。舞台とかも興味あります』っていう軽い感じで言ってくれてたんで、一報は入れたいな」と語っていた。












