元タレント・中居正広氏の女性トラブルに端を発した一連の問題を受け、フジテレビは8つの再生・改革案に着手。その一つが、編成・制作部門からのアナウンス室の独立だ。従属的な関係性が問題を生んだとし、編成局にあったアナウンス室を局に格上げし、独立させる。

 フジは10日付で人事異動を発令する予定。編成局アナウンス室はコーポレート本部アナウンス局として再スタートを切るが、注目は〝人材流出阻止〟と〝若手育成〟だ。

 今年に入って報道の顔だった椿原慶子アナと、朝の顔・永島優美アナ、そしてまだ入社3年目の岸本理沙アナウンサーが相次いで退社しているが…。

「アナウンサー育成プランをスタートさせる」とはフジ関係者。育成を主眼としてアナを起用し、継続的な育成を推進。人権と健全な勤務体制に配慮した上で、若手が飛躍する可能性を広げるため、アナウンス局の中に「マネジメント・プロデュース部」を新設する。

「担当者は特に若手アナのキャリアプランを作成し、番組などへのキャスティング戦略も一緒に考えることになる」(同)

 他にもアナと制作現場の間に入り、交渉や調整役を担ったり、若手アナの認知度アップなどにも務めるという。

 さらに、中居氏のトラブルが起きた当時、アナウンス部長だった佐々木恭子アナ(52)はコーポレート本部アナウンスの局次長に昇進することも分かった。

 フジは6月5日、中居氏のトラブルに関与したとされる元編成幹部B氏らの処分を発表。その中で、「調査報告書におけるF氏(事案当時、編成制作局アナウンス室部長)については、産業医等の医師や上長の指示等に従い、女性Aに配慮した対応を一貫して行っていたことから、処分の対象とならなかった」と、異例の〝処分対象外の発表〟をしていた。当時、F氏と佐々木アナの役職名は一致していたことで、注目されていた。

 一連の問題で、世間から批判されていた佐々木アナに同情し「名誉回復してほしい」と願う社員も多かっただけに、プラスの人事効果となりそうだ。フジの改革はいかに。