大御所演歌歌手の橋幸夫(82)が認知症を発症していた。所属事務所「夢グループ」の石田重廣社長が20日までにメディア各社に宛てた文書で公表した。

 それによると橋は昨年の暮れ、医師から「アルツハイマー型認知症」との診断を受けたという。夢グループは昨年8月から「20周年記念コンサート」と題し全国ツアー中。橋も医師の指導のもと、日本各地を回りステージに立ち続けてきた。ところが…。

「ここ最近の本人の様子を見ますと、お客様に100%お楽しみいただけるステージをお届けできる状態ではないと思われたため、橋本人と今後の活動について話し合いました。本人からは『歌手として最後までやり遂げたい』と強い希望があり、私としてもその希望を何とか叶えたいという気持ちもございます」(石田社長)

 橋の最近の変化について、関係者にも聞いた。

「ずっと前から、日常生活や楽屋で認知症状はありながら、歌だけは完璧でした。ところが今月14、15日と昼夜二部制で行われた大阪公演で歌が歌えず、歌唱にも影響が出てしまいました。ただ、石田社長も言うように、橋さんご自身は常にやる気満々で前向きですよ」

 橋は先月23日、新曲発表会で報道陣の前に立っている。滑舌はよく、足腰もしっかりしていて「(NHK)紅白(歌合戦)狙いたいですね」と意気込んでいた。

 橋は20日午後、現状の説明と今後の活動方針について、東京・護国寺の夢グループ本社で会見を開く予定。