元タレントの中居正広氏(52)側が性暴力を認定したフジテレビの第三者委員会の調査報告書に反論し、一連の問題が再燃している。中居氏は新たな弁護団で第三者委に挑む構え。心強いキャリアを持つ〝新守護神〟たちを、法曹関係者はどのように見ているのか。
中居氏側は12日、声明を発表し、フジテレビアナウンサー(当時)のAさんに対する行為を「性暴力」と認定した第三者委の調査報告書について「一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されませんでした」などと反論した。中居氏は昨年12月にAさんとのトラブルが明るみに出て、今年1月に芸能界を引退。第三者委が3月に調査報告書を公表してから42日後、沈黙を破って反論に打って出た。
中居氏は代理人をフジ系「ワイドナショー」に出演歴のある犬塚浩弁護士に依頼していた。今回新たに5人の弁護士を招いて弁護団を結成。東京丸の内法律事務所の長沢美智子、笹本摂の両弁護士ら4人と一色法律事務所の長沢幸男弁護士だ。法曹関係者の話。
「5人のうち、長沢美智子、笹本、長沢幸男の3人の弁護士がキャリアが豊富で弁護団の中心になっていくと思われます。3人のキャリアはいずれも著名人の名誉毀損弁護ではなく、企業の紛争対応などをする企業法務、特許出願対応などをする知的財産法務が中心です」
長沢美智子弁護士は所属の法律事務所公式サイトによれば早稲田大卒業後、1984年に弁護士登録してその道41年のベテランだ。2013年に大塚家具の社外取締役に就任。翌14年に勃発した同社のお家騒動で奔走した。
笹本弁護士は女性で、所属の法律事務所公式サイトによれば東京大卒業後、00年に弁護士登録している。「過去には都内の企業が解散した際、その清算人を務めています」(同)
長沢幸男弁護士は所属の法律事務所公式サイトによれば、東京地裁や東京高裁などの裁判官、最高裁の判事など裁判官として20年のキャリアを持つ。その後、退官して04年に弁護士登録した。
「東京地裁の裁判官を務める前の若手のころに千葉地裁、横浜簡裁、京都地裁などで裁判官を歴任していて、経験は豊富です」(同)
法曹関係者の間では、フジの第三者委を相手取った争いで企業法務のエキスパートを揃えたのは「適任」とする意見がある。
「中居氏の弁護団に女性弁護士がいるのは、女性への性暴力認定の是非をめぐる争いで女性弁護士の視点を大事にしたかったからでしょう」(同)
第三者委はどう迎え撃つか。












