◇仲航太(25)東京支部126期
2025年後期の級別に反映される昨年11月以降の勝率は12日現在で6・10。「気持ちはA1を狙っているけど、A2には確実に上がりたい。そこは絶対」と語気を強める。
昨年11月に平和島でデビュー初V。「あの優勝で自分のペラが少しだけ分かった。平和島をたくさん走った経験が生かせた。他の海水場に行っても、平和島をベースにすることが増えた。師匠の広瀬真也さんも泣いて喜んでくれていたしうれしかった」と振り返る。
元高校球児で福島県の強豪・学法石川出身。「僕は当時から体が細かったし、みんなは僕の2倍ぐらいの体格があって本当にレベルが高かった。野球経験は選手生活にめちゃくちゃ生きている。打席の緊張感とか、野球とボートでつながる部分もある」と明かす。
そして学法石川の野球部に所属したことがボートレースの世界に足を踏み入れるきっかけにもなった。「野球部の部長さんが桐生順平さんと同級生で同じクラスだった。もともと高校に入る前から体が細いからボートレーサーになったらどうだ、と親戚に言われたこともあった。それで進路相談のタイミングで部長さんにボートの話をしたら勧めてくれた」という。
この〝縁〟もあってトップレーサーの桐生順平から貴重なアドバイスをもらった。「2回しか会ったことがないけど、ペラの話も旋回の話もしたしいろいろ教えてくれた。高校の話もして同級生の部長さんのことを話したら『覚えてるよ』って言ってくれた。優しかったです」とニッコリ。
その桐生は昨年10月の戸田ダービーで地元SG制覇。「ダービーの優勝戦は僕も見ていた。地元のSGで、しかもダービーだし、気迫とか意地とかすごいものを感じた」。3コースからの鮮烈なまくりでのV奪取は衝撃だった。
「僕が上に行った時は記念で桐生さんと一緒に走りたい。エンジンが悪い時でも、あきらめずに少しでも上位着を取れるように心がけている。たくさんのファンの人たちに買ってもらえるように頑張りたい」。〝憧れの先輩〟との対決を夢見て切磋琢磨を続けている。












