旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.)の創業者、故ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐり、被害申告したものの補償を拒まれた元ジャニーズJr.の男性ら3人が6日、スマイル社を相手取り、被害者としての地位確認などを求める裁判を東京地裁に起こした。

 3人は元ジャニーズJr.の鈴木氏(仮名=40代)と、いずれも事務所には所属していなかったが喜多川氏から被害に遭ったと主張する上田和美氏(63)、堀田美貴男氏(52)。この日の提訴後、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を行った。
 
 3人はスマイル社の被害者救済に申告を行ったが被害を認められていない。鈴木氏は「申告の窓口で被害が認められず、救済員会にたどり着くことなく、その対象から外されたについて理由や説明は一切ありません」と語気を強めた。

 スマイル社から「被害が確認できなかった」と通告されてから鈴木氏と上田氏は1年6か月、堀田氏は1年4か月の間、進展がないという。鈴木氏は「540人の被害者が救済されています。それが認められる一方で、なぜ私たちは除外されてしまうのか。苦心惨憺(くしんさんたん)のすえ今回の提訴に至っています」と説明した。