元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏が12日、ユーチューブチャンネル「弁護士 若狭勝のニュース塾」を更新。東京都知事選で3期目の当選を果たした小池百合子都知事の刑事責任について言及した。
小池氏について若狭氏は「3つくらい告発されている」としたうえで「その中でも一番、私は処罰に近いんじゃないか」というのが、公務員の地位利用による選挙運動を行ったとする公職選挙法違反だ。
「5月28日付のですね、都内62区市町村の約8割に当たる52区市町村長の名を連ねた、小池知事宛ての『3期目を目指し立候補されることを期待し、ここに支持を表明する』という旨の、いわゆる出馬要請文書だったんですよね」
これに対して小池氏は「私からの依頼はしておりません」と話したが、若狭氏は「直接の関与でなくてもですね、その出馬要請行為に間接的に何らかの援助をしたり、あるいは誰かにこれらの出馬要請行為をさせる。しかもそれは別段積極的にそのような行為をさせたということのみならず、単なる容認でも犯罪となる」と指摘した。
問題は東京地検特捜部が本気で捜査に乗り出すのかという点だ。最近は政治家に忖度しているように見えるケースが多いだけに、今回も立件しないのではないかという見方が強い。
だが若狭氏は「小池知事という、知事の中ではかなりトップクラスの知事であるということなんで、一介の国会議員よりははるかに立件価値というのがある、っていうふうに特捜部は見ると思う」と指摘。さらに「特捜部としてやっぱり、そこそこのメジャーな人をやりたいという気持ちはあります。特に警察ではできない事件。例えば今回、小池知事は警視庁の所管のトップですから、そういう意味においては警視庁が(捜査)することはできないとすると、やっぱり特捜部がやらなきゃいけない」。
立件された場合、小池氏は失職することになるが、若狭氏は「特捜部とすると、結構今回は力を入れてやっても不思議ではない。むしろやるんだろうと私は見てます」と予想。さらに「特捜部とすると結構真剣にやるんじゃないか。私が特捜部の副部長だったら、けっこう真剣に今やると思います」と断言した。












