◇谷野錬志(39)静岡支部96期
昨年は14優出4V。2024年前期適用勝率もキャリアベストの7・23をマーク。2022年8月から昨年7月の勝率が選出基準となるダービー(蒲郡)初出場を果たすなど高いレベルで安定した成績を残した。今年も7節に出場し、鳴門と地元・浜名湖で圧倒Vを飾るなど5優出2V。2月の蒲郡・東海地区選では3年ぶりとなるGⅠ優出も果たした。
この好調の要因については「エンジン出しだと思います。素性以上に出し切れているかは分からないけど、大きく外すことがなくなった。よほど悪いエンジンでもない限り、最低でも戦えるレベルになります。だから大敗しなくなった。菊地(孝平)さんとか先輩方のアドバイスが大きな助けになっているんです」と自己分析する。
舟足の安定は当然レース結果に直結する。東海地区選では機素性に合わせた調整が実を結んだ。「そこまでエンジンが出ていたわけでもなかったし、準優はF艇も出て展開一本。でも乗り味を合わせられていたことで1Mを抜けてこれました」と振り返る。
9月で不惑の40歳となるが、現在が最盛期と言えるパフォーマンス。着実に進歩を続けて高みに上ってきた。「エンジン出しだけじゃなく地力もついてきたと思います。自分はもともとうまかったわけじゃない。弱点や足りないところを一つずつ補って底上げしてきました。それで足に応じたレースができるようになってきた」と手応えを感じている。
その一方で至高の舞台で勝負するためには、まだ課題があることも理解している。「SGで戦うためには総合力を上げ続けるしかないと思っています。あえて一つ挙げるならモンキーかな。重心移動をもっとスムーズにしたい。馬場(貴也)さんとか池田(浩二)さんみたいに…。そうすれば出口の進み方がもっと良くなると思う。まあ口で言うのは簡単だし、選手は誰もが、そこを目指して努力してるんですけどね(笑い)」
近年の好調で目標も明確になった。「勝率と優勝回数。この2つははっきり意識しています。どちらも直接SGにつながるので…。去年はまさかダービーに出られるとは思っていなかった。今年もまずまずの位置にいるので、このままダービー勝率をキープしたい。もちろん特別戦とか記念でも結果を出したいですね」と力強く話す。進化のスピードは遅くとも、まだまだ立ち止まることはない。












