◇石野貴之(41)大阪支部90期
2024年SG戦線がいよいよ幕を開ける。15日からスタートするボートレース戸田のSG「第59回ボートレースクラシック」――。年末に向けた賞金レースで主導権を握ろうとトップレーサーが激しい戦いを展開する。カウントダウンコラム「伝統と革新」最終回は昨年のグランプリ覇者・石野貴之が登場。2023年ボートレース界の頂点に立った〝チャンピオン〟が2024年SGシリーズ開戦を前に何を思うのか。その胸の内を直撃した。
昨年は2回目のグランプリ制覇&MVPとボートレース界の頂点に立った。〝チャンピオン〟として迎える2024年SG開幕戦。「まあ、いつも通りというか。戸田は久しぶりなので、その辺をしっかり乗り込みながらやって行くくらいです。プレッシャーは全くないですね」と至って平常心。まさに〝いつも通り〟にSG戦線に臨む。
トップレーサーの1人として常に大きな期待を背負って走る。昨年の活躍もあって例年以上に注目度、期待度も高まっている。そんな周囲の思いもパワーに変える。「周囲の人の期待はモチベーションの方が大きいですね。勝った時にその方の喜んでくれる顔とかもイメージしてるんでプレッシャーというよりはやる気になります」と明かす。
ここまで積み重ねてきたSGタイトルの数は歴代3位タイとなる「11」。地元の先輩で歴代2位の王者・松井繁のSG12Vにも、あと一つと迫っている。さらに今大会、優勝すれば戸田では初のSGV。SGを制覇したレース場が9か所目となり、これは歴代最多となる。昨年のグランプリ優出で今年は3月クラシックから10月ダービーまでのSG6大会の出場権利をすでに手にしており、新たな勲章を手に入れる可能性も十分だ。
「ひとつひとつ積み重ねて届けばいいかなと思ってます。まあそんなに甘くはないですけどね。しっかり自分の仕事をして結果が付いてくればいいかなと思います」と焦らず気負わず狙いに行く。
もちろん意識するのは年末。「クラシックは今年初のSG。そこで結果を残すと後がだいぶ楽になる。その辺は意識しながら、しっかり結果にこだわっていけたらいいなと思ってます。できるだけ、その年の前半の方で優位に立って1年戦って行きたいとは思ってますね」。グランプリへ向けての戦略もしっかりと頭の中にある。
今年の舞台は2年ぶりの出場となる戸田。「結構好きですね。調整も合いやすいですし、伸びて行ったら面白い水面なんで。その辺を意識しながら行きたいです」と調整のイメージもバッチリ。
歴代最多タイとなる3度目の黄金ヘルメット戴冠へ――。その一歩を踏み出す。












