◇土屋智則(38)群馬支部97期
ボートレース住之江のSG「第38回グランプリ」が19日に開幕する。約1600人のボートレーサーの中から11か月にわたる賞金レースを勝ち抜いた18選手が出場。その〝トップ18〟が頂点を目指して激しい戦いを繰り広げる。カウントダウンコラム「テッペンの景色」第2回はグランプリ初挑戦となる土屋智則が登場。ボートレース最高峰の大会への思い、初出場を直前に控えた心境を明かした。
2023年第1弾となる3月の平和島クラシックでSG初制覇。その後もコンスタントにSGと記念戦線を走り続け、前半戦の段階でグランプリ出場を確定的なものにしていた。最終的には12位でグランプリ初参戦だ。
「SGを取ったからといって偉くなったわけでもないし、今までと同じでいつも通りやっているだけ。グランプリに出るからといって何も変わってないし、今後も変えるつもりもないです」
若手のころからマイペースで強心臓の部分は芯が通っており、それが一番の長所でもある。初挑戦となる最高峰の舞台を前にしても「これまで目標と言えば目標にしていたけど、出られたらいいなあ、ぐらいの感じでした。今回初めてになるけど、最低限2ndまで残って決定戦に行けたらいいかな」と淡々と話す。
クラシックを制してから9月のからつ70周年記念まで約半年間GⅠでの優出がなく、小休止。「1年を振り返ると結局はあの一発だけでしたね(笑い)。その後は引いたエンジンなりの成績でパッとしなかった」ともどかしさも抱えている。
その中でも収穫もあった。前回9月の住之江GⅠ高松宮記念では予選6走を2着1本3着5本とまとめながらも次点の19位で準優進出を逃した。それでも節間9戦すべてゼロ台のS。着順、結果以上に手応えをつかむシリーズだった。
「住之江は昔ほど苦手ではなくなってきた。記念を走り始めたことはボロボロにされていたけど、それを考えればここ1年ぐらいは嫌なイメージはないですからね」
11月の三国SGチャレンジカップでF。「アレは痛かった。住之江ではどうしても若干、保険をかけてしまうと思うし、ホントのスタート勝負ができない」と悔やむが、逆にこの足かせで集中力を高めていくつもりだ。
グランプリメンバー18人の中では唯一の初出場。実力だけでなく、抽選運も左右される未知の舞台へ臨む。「シリーズに出るのも去年が5年ぶりだったし、年末の雰囲気は何とも言えないですね。抽選運は悪い方だけど、たまにボコッっとすごくいい時があるので、今回はソレに期待してます」。初出場だからといって臆するものは何もない。チャレンジャーの立場で勝負をかける。












