TBSは26日、自己検証番組・TBSレビュー「旧ジャニーズ事務所問題に関する特別調査報告」を放送した。

 同局の宇内梨沙アナウンサ、伊藤隆佑アナウンサーが出演した。

 旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.)の創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題について、同局では10月7日に情報番組「報道特集」で社内調査の結果を公表した。

 今回は性加害報道を巡る対応、事務所との関係などについて、TBSテレビとTBSラジオは、合同で調査を実施。弁護士2人が外部委員を務める特別調査委員会を設置し、証言などの検証を行い、調査結果の報告書全文を発表した。

 事務所は2014年9月、嵐の15周年記念コンサートの開催に伴うハワイでのメディアツアーを企画。TBSテレビから4人が参加したという。

 参加した制作局員は「先方から番組での放送を求められたことはない」などと証言。調査報告では「各社が平等な形で参加できるよう事務所側が調整したとみられる」「ツアーへの参加と放送との関係性が認められない」「メディアツアーはジャニーズ事務所側から見返りを期待される『便宜供与』ではなく、出張は問題ないと判断したとみられる」と分析した。

 NHKや民放各局で放送した検証番組では、ハワイでのメディアツアーについて詳細に取り上げず、様々な声が出ていた。

 調査報告は「ただし視聴者から見れば、事務所側の費用負担でハワイに行かせてもらえれば、何かしらの配慮をしているのではないかとの不信感を持たれる行為である。今後、取引先が負担する出張等に関しては、放送の公平性に疑義が生じる可能性もあるため、適切な行動が求められる」とも指摘した。