女性お笑いコンビ「Aマッソ」の加納こと加納愛子(34)が、小学生時代にいじめられた過去を告白した。

 加納は最新エッセイ集「行儀は悪いが天気は良い」(新潮社)を16日に刊行し、都内で囲み取材を行った。

 月刊「小説新潮」で書いていた連載に、書き下ろしを1本加えた同著で、加納は自身の半生を振り返っている。

「子供のころの話を中心に、ちょっと最近の芸人になってからの話も書いているんですけども、ちょっと素直な、あんまり芸風とはちょっと違うかもしれないんですけども、ストレートに書けたかなというふうに思います」

 大阪出身で、小学3年生のとき阿倍野区から住吉区へ転校した。相方の村上(35)とは、5年で同じクラスになって以来の付き合い。エッセイでも少し触れているが、いじめは4年の時にあったという。

「転校してきて、シンプルにクラスになじめなかったのもあるんですけども、その地域独特の遊びのルールを教えてもらえなかったり、あと最終的にはクラス全員に無視された気がしますね。身体的には(いじめは)なかったです。何か月かたったら別の子に回ってたり、ま、一過性のものではあったんですけど、よくある無視とか…そんな感じですね」

 救いは本だった。「けっこう市内でも有数の、図書館がでかい小学校で、すごくその図書館に逃げて助けられたので、当時から本にはお世話になってたなという感じですね」

 当時読んだのは、「ドリトル先生」などの児童書。そのころの自分に今、どんな声を掛けるかと聞かれ、加納は「あ~でも、『ま、それでいいよ』っていうことですかね。あんまりこうしておけばみたいな記憶にはなってないので。そうですね、『本読んどけ』って感じですね」と答えた。

 加納はAマッソのネタ作り担当で、コラムや小説も書く。著者紹介には「いまもっとも新作が待たれる書き手の一人」とある。印税の使いみちについては「職業的にちょっと来年、いつ仕事がなくなるか分からない〝賛否両論芸人〟ですので、税金(払うの)に置いときます」と控えめな答えだったが、100万部売れたら「ハワイ(旅行)に調子乗ります」とのことだ。