故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、ジャニーズ事務所の商号が17日、「SMILE―UP.(スマイルアップ)」に変更された。隆盛を極めたアイドル帝国は今後、被害者補償に専念する。補償金は億単位といわれるが、同社社長の東山紀之(57)は12月の自身のラスト公演で2億円を売り上げる見込みで、それを補償の一部にあてる覚悟だという。

 1975年に法人登記されたジャニーズの商号がこの日消え、スマイルアップに変更された。一つの時代が終わったが、同社は11月から性加害の被害者補償を控えており、悠長に構えてはいられない。補償金は億単位を要するといわれる。

 これは同社の莫大な資産から工面される見込みだが、社長の東山も身を切る覚悟だという。

「ヒガシさんは自身のタレント活動で稼ぎ出した収益をも、補償の資金にあてたいと考えています」(知人)

 東山は被害者補償に注力するため年内で芸能活動を終了する。その最後となるのがファンクラブ(FC)会員限定のディナーショーだ。12月21~22日に大阪、25~26日に東京のそれぞれの高級ホテルで3公演ずつ計6公演を開催する。本人がファンと触れ合うラスト公演になる。

 このディナーショーのチケットは芸能界でもトップクラスの価格設定だ。東山の公式サイトでは、チケットは大人、子供を区別せず全年齢で1枚5万1000円と発表されている。

「故谷村新司さん、五木ひろしさん、〝ディナーショーの女王〟松田聖子さんらに匹敵する、トップクラスの価格。ただ、ヒガシさんのディナーショーでは『手数料』名目でプラス800円加算され、総額は5万1800円です」(音楽関係者)

 東山はラスト公演で2億円の収益を稼ぎ出すといわれる。その根拠になるのが、現TOBE社長の滝沢秀明氏のディナーショーだ。

「タッキーもジャニーズ時代、ヒガシさんと同じ東京と大阪のホテルでディナーショーを開催しています。この時は1公演につき500人ほど収容。ヒガシさんのラスト公演はこれより多く、1公演につき600人ほど収容といわれます。1人5万1800円×約600人×6公演=約1億8600万円。物販もあるようなので、約2億円の収益です」(同)

 ディナーショーのチケット購入はFC会員限定だが、最後の雄姿を見られる公演であり、プレミアム化しそうだ。

「FC会員の応募は16日に締め切られました。応募者過多で抽選が予想されます」(同)

 東山のディナーショーは、性加害の被害者の1人で元ジャニーズJr.の橋田康と縁があった。

「ヒガシさんの過去のディナーショーで橋田さんがバックダンサーを務めています」(前出知人)

 橋田は9月21日に東山と面会して性加害について陳謝され、翌22日放送の日本テレビ系「ミヤネ屋」に出演した。橋田は東山との再会は「20年ぶりくらい」と明かしたが「これがヒガシさんのディナーショーでした」(同)。

 ジャニーズショップ大阪店(大阪・北区)の最後の営業日となる16日には約700人のファンが来店(東京・渋谷店は休業中)。今後は、東山が社長を務めるスマイルアップが被害者補償に注力していく。