ジャニーズ事務所に所属していたメンバーで結成された「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の代表・平本淳也氏が、自身や会への誹謗中傷を受け、弁護士、NPO法人「ビリオンビー」と共に神奈川県警に相談し、刑事告訴への準備を進めている。

 平本氏はもともと被害届を提出する予定だったが、あまりにも誹謗中傷の件数が多く、その内容のひどさなどから刑事告訴する判断に踏み切った。

 同NPO法人は、警察や弁護士などの関係機関と連携することで誹謗中傷の早期解決を行ってきた。書き込みの記録や監視などをすることで、誹謗中傷を止めるよう促している。

 理事の森山史海氏は2005年からボランティア活動をスタート。18年間の活動の中では、芸能関係者からの相談も多数あったという。

 今回の経緯について森山氏は「その芸能の方たちから、平本さんを何とかしてほしいという連絡がありました。ネットの誹謗中傷は許せない行為。請け負うことになりました」と話した。

 さらに「平本さんからは『僕たちの問題というよりは社会の問題。ジャニーズさんや、他の芸能関係者からも要望があった場合はぜひ受けてください』と言われました。世の中のためになればという思いでやっています」とも明かした。

 森山氏によると、対策をとれば約9割は誹謗中傷行為を止められるという。「書いた人、書かれた人も両方被害者。教育が追いついていないので、皆さん一緒に勉強しましょうという考えです」と話している。

 同会では、顔を出して名乗ったメンバーに対し、誹謗中傷が毎日のように届き、精神的にダメージを受けている人もいる。刑事告訴は、誹謗中傷の抑止力となるか。