嵐の松本潤(39)主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」は23日放送の第28回「本能寺の変」で平均世帯視聴率12・7%とV字回復。翌週30日放送の第29回「伊賀を越えろ!」も11・5%を記録した。一時は1桁に落ち込み、ここ最近は2桁をなんとかキープするのに必死だっただけに、ようやく明るい兆しが見えたかと思われたが、大河ファンの不安は拭い去れない。

 15・4%でスタートした「どうする家康」だが、徐々に視聴率は下がっていき第20回(5月28日)以降は11%に満たない状況だった。第27回(7月16日)は10・0%だったところ、本能寺の変を取り上げた第28回は12・7%とV字回復した。

「今回の大河はスタートから織田信長を演じる岡田准一の存在感が際立っていたこともあり、本能寺の変の注目度は高かった。オンエアでは信長が敦盛を舞うシーンもなく、明智光秀の『敵は本能寺にあり』という名セリフもなかったのですが、〝岡田信長〟の最後にふさわしい演出だったと評価されています」(芸能関係者)

 その勢いのまま、伊賀越えがテーマの第29回も高視聴率だった。ただこの回を見て、不安を覚えた大河ファンも。なぜなら羽柴(豊臣)秀吉の中国大返し、明智光秀を討つ山崎の戦いという歴史的イベントがあっさりと終わったからだ。

「どうする家康」に批判的な意見で多いのが、合戦シーンが物足りないというものだ。家康が武田信玄に完敗した三方ヶ原の戦いこそ2週にわたって放送したが、それ以外はサラリと終わることが多かった。

「往年の大河ファンからすれば、やはり合戦シーンは欠かせない。中国大返し、山崎の戦いに直接、家康は参加していないとはいえ『築山殿事件』にあれほどの時間をかけるのなら、歴史的イベントをもうちょっとしっかり描いてほしいなというのが本音です」(同)

 この後、天下分け目の関ヶ原の戦い、大坂冬の陣、夏の陣など家康を描く上で欠かせない合戦が控えている。大河ファンを失望させない合戦シーンを描けるか。

(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)