テレビ朝日がフリーのヒロド歩美アナウンサー(31)を看板番組「報道ステーション」に起用するなど重用していることが、局内で大きな波紋を呼んでいる。役員待遇の大下容子アナら若手育成を担っているベテランたちはじくじたる思いを抱き、若手アナからは不満も出ているというのだ。アナウンス部は不穏な空気に包まれている。

 ヒロドアナは今年3月末に大阪の朝日放送テレビ(ABCテレビ)を辞めてフリーに転身。4月からテレ朝の看板ニュース番組「報道ステーション」のスポーツ担当キャスターに就任。番組が「華やかになった」と視聴者からも好評だ。

 さらに、ヒロドアナはテレビ朝日系の夏恒例番組「熱闘甲子園」(8月6日スタート)のキャスターを続投することも先月末に発表となった。ABCに入社した2014年から高校野球の取材に携わり、16年から「熱闘甲子園」のキャスターを務めていた。

 報ステ起用については、テレ朝のドン・早河洋代表取締役会長の「お気に入りだから」と指摘する声が局内から出ている。

「フリーに転身したアナを系列局の看板番組で起用するのは異例ですからね。もっとも報ステの視聴率は好調です。最近はワイドショー的な内容を強めていることに加えて、ヒロドアナ加入の影響も大きな要因とされています」(テレ朝関係者)

 一方で、テレ朝のアナウンス部は何やら不穏なムードに包まれている。

 特に役員待遇で女性アナトップである「エグゼクティブアナウンサー」の肩書を持つ大下容子アナら管理職アナは現状を嘆いているという。

「局の将来を考えれば、自局のアナを起用して育てていく必要がある。大下アナは特にスポーツ愛にあふれているので、『報ステ』のスポーツキャスターとして自局のアナが活躍してほしかったとか。実際、若手の女性アナもフリーアナ重用に不満をこぼしており、アナウンス部内の空気もよくない。それを大下アナも把握しており、『どうしてテレ朝は…』とじくじたる思いを明かしている」(別のテレ朝関係者)

 同局では、「好きな女性アナウンサーランキング」で4連覇中の弘中綾香アナが、今秋から産休に入る予定だ。だからこそ余計に若手アナに活躍の場を与えたいところだった。

「入社5年目となる元乃木坂46の斎藤ちはるアナなど注目される若手もいますが、実力はまだまだ。それこそ『報ステ』などで鍛えていくべきだと思うのですが…」(同)

 大人気のヒロドアナを超える若手アナは出てくるか。