俳優の谷原章介が22日、「めざまし8」(フジテレビ系)に出演した。

 番組では俳優の東山紀之が故ジャニー喜多川氏の性加害報道に言及したことについて取り上げた。東山は「ジャニーズという名前を存続させるべきなのかを含め外部の方とともにすべてを新しくし透明性をもってこの問題に取り組んでいかなければならないと思っています」などとコメント。

 谷原は東山のコメントについて「年長者として被害者、自分の後輩たちを守ろうとした、その責任感を感じました。ジャニーズ事務所に対する厳しい言葉に強い覚悟を感じました」と話した。

 また「最優先すべきことは被害者を守ること。そしてまだ告白できてない人がいるんだとすれば、そういう方がいかに告白しやすい環境を整えてあげるのかということだと思う」と指摘。

 ジャニーズのタレントとの共演経験がある谷原は「彼らのひたむきな真摯な姿勢を横で見させてもらってきました。そんな彼らの中に被害者がいるか分からないことです。ただ僕自身もエンタメの世界で生きてきて思うのは、僕たちって人に楽しんでもらうためにこの世界で頑張ってきた。そんな彼らがもしかしたら被害者かもしれないという目線で見られることほど辛いことはないじゃないかなと想像します。大事なことはこれ以上、犠牲者を増やさないこと。こういった目線で見られるかもしれないということも性加害の二次被害なのかもしれないと思う」と思いやった。

 その上で「とってもデリケートな問題で憶測というものは慎むべきだと僕は考えています。今後芸能界、日本から性加害の被害者、犠牲者が出ないよう個人としても番組に携わる人間としても取り組みたいと強く、強く思ってます」と話した。