◇篠原飛翔(24)福岡支部124期
福岡ボートのフレッシュルーキーに選ばれて今年が2年目。全速ターンを武器にしたスピード戦を連発し、4月30日で審査が終了した2023年後期適用勝率6・31をマークした。前期から1点以上の大幅アップ。B1から飛び級でのA1初昇格が決まった。
「自分の中で実感しているのは調整面ですね。最近は自分好みの仕上がりにできることが多くなった。好みに仕上がれば自信を持ってレースに臨めますから」と自身の成長に確かな手応えをつかんでいる。
その一方で「自分の中ではまだA1という実感はないんですよ。そもそもそれだけの実力があるとも思っていません。足りない部分? すべてです。伸びしろだらけ(笑い)。旋回、スタート…。エンジン出しについても伸び型とか、もっと引き出しを増やさないといけない」と冷静に〝現状の自分〟を分析する。
今年の目標はA1昇格と初優勝。実はその同時達成のチャンスがあった。2走前の福岡一般戦。予選3位通過で準優1号艇をゲットも準優1Mで痛恨のターンミス。山口裕二の2着に敗れて4号艇での優出となった。ファイナルで3コースから展開を突いて優勝を飾ったのはその山口。篠原も必死に追いすがったが2着に終わった。
「レース中も思ってましたよ(笑い)。準優で勝っていればって…。少し後悔はあったけど、すぐ考え直しました。今たまたまうまくいっても、どこかで同じミスをするはず。それなら早い方がいい。あの失敗が今後に必ず生きてくると思っています」
冷静かつ貪欲。そしてあくまでポジティブ。このプラス思考を支えているのが師匠である渡辺浩司だ。「めちゃ大きな存在です。兄貴? いや僕にとってはお父さんですね。仕事のこともプライベートのことも何でも聞ける。A1が決まった後に話したのは〝まだ守りに入る段階じゃない。小さくまとまるな〟ということです。より成長するために、いつも通りに元気よくのびのび走る。今年後半は優勝はもちろん、もっともっと勝率を上げたい」と野望は果てしない。
一つの勝利や小さなきっかけで一気に成長を遂げるのがトップレーサー。失敗すら糧にして、さらなる高みを目指す篠原の今後に注目だ。
☆しのはら・つばさ 1998年10月26日生まれ。福岡支部の124期生。福岡県出身。2019年5月に芦屋でデビュー。翌年2月に芦屋で初勝利。2022年7月に福岡で初優出。通算5優出。同期に末永和也、高憧四季、篠原晟弥、佐藤航、中島秀治らがいる。












