合成麻薬MDMAを所持したとして3月に麻薬特例法違反の疑いで警視庁に逮捕されたモデルの道端ジェシカ(38)が5日、処分保留となって勾留先の警視庁原宿署から釈放された。一部報道によると、ジェシカはMDMAの違法性を認識していたという。また、逮捕前の2月にはSNSのライブ配信で米国の薬物事情について詳しいトークを展開していた。

 ジェシカは3月18日、東京・六本木のホテルで外国人の男とともにMDMAを所持したとして逮捕された。MDMAは粉末状でカプセルに入っており、米国から男宛てに届けられた荷物の中に隠されていた。

 男はジェシカの夫で米国の映画プロデューサー、カオ・ケネス容疑者(46)だったことがこの日、明らかになった。カオ容疑者は米国からMDMAを密輸したとして麻薬取締法違反(輸入)の疑いで5日、警視庁に再逮捕。同容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。2人は薬物の尿検査で陰性だった。

 ジェシカは5日、処分保留で原宿署から釈放された。本人を乗せたとみられる黒いクルマは車内がカーテンで遮蔽され、表情をうかがい知ることはできなかった。

 ジェシカは捜査当局の取り調べに一貫して容疑を否認。この日の一部報道によると、「(夫から)MDMAを使いたいと言われ、日本では違法だからダメと伝えていた」と供述していたという。違法性を認識していたわけだ。

 実際、薬物にうといわけではないようだ。ジェシカは逮捕前の2月、知人女性モデルのSNSライブ配信に出演し、〝ハッパトーク〟をしていたことが分かった。芸能プロ関係者の話。

「ジェシカさんは米ハワイとともにロサンゼルスで2拠点生活しています。LAがあるカリフォルニア州はお気に入り。2月のライブ配信では、同州の薬物事情に触れています」

 ジェシカはライブ配信で「カリフォルニアはいろんな意味で最先端だったりする。スピリチュアルもカリフォルニアの人はウエルカム」と自身がハマっているスピリチュアルに言及。知人の女性モデルから「ハッパ(大麻)はリーガル(合法)だよね」と水を向けられ、「そうだね」とうなずく。「カリフォルニアだけじゃなく、米国では法律でOKとされている州がたくさんある」と続けた。

 大麻をめぐり、カリフォルニア州は1996年、医療用で合法化、2018年には嗜好用も合法化された。

「ジェシカさんは薬物に対する、日米の刑法の適用についてある程度精通しているようです」(前出関係者)

 そのため夫に日本でのMDMAの使用を止めたようだ。ただ、今後は在宅で任意捜査が続けられる。

 この日、ジェシカの所属事務所は公式サイトで一連の騒動を謝罪し、ジェシカの尿検査が陰性で釈放されたことを報告。その上で「捜査が継続しているとのことですので、これ以上のコメントは差し控えさせていただきます」とした。夫のカオ容疑者についても「担当弁護士が異なるため、弊社からお伝えできることはございませんので、ご了承くださいませ」にとどめている。

 夫の事件に〝巻き込まれた〟形のジェシカだが、いずれにしても手痛い騒動になった。