NHKの後輩女性アナウンサーのマンションに無断で侵入したとして、警視庁中野署に逮捕されたNHK札幌放送局アナの船岡久嗣容疑者(47)が、ストーカー規制法に基づく禁止命令を出されていたことが2日、明らかになった。船岡容疑者は局内で後輩女性アナにつきまとうことを懸念されていたという。
船岡容疑者は2月17日夜、東京・中野区にある後輩女性アナのマンションに無断で立ち入ったとして邸宅侵入の疑いで逮捕された。また逮捕後、ストーカー規制法に基づく禁止命令が出されていたことが2日、分かった。
早稲田大出身の船岡容疑者は1999年、NHKに入局。大相撲の実況などスポーツアナとして活躍していた。元横綱の白鵬(宮城野親方)らの優勝インタビューを担当したことでも知られる。
「船岡アナの大相撲の実況歴は約20年を誇ります。マジメで細やかな性格。取材した内容をメモに小さな文字でびっしり書き込んでいましたから」(NHK関係者)
プライベートではその性格がアダになったという。
「当該の後輩女性アナが困惑するほど迫っていたとされ、局内ではつきまといなど、実害を加えないかと懸念されていたんです」(同)
一部で船岡容疑者と女性アナは不倫関係だったと報じられたが、関係者によると女性アナは完全否定しているという。
NHKアナは基本的に地方局を回った後、東京に戻るのが出世コースだ。船岡容疑者はアナとして抜群の技量を評価されており、岡山→岐阜→名古屋→東京と配属。その後→名古屋→金沢と回り、再び東京に帰還するかと思われたが、赴任先は出身の札幌だった。
「局内では、船岡アナが東京に戻らなかったのは何らかの事情、特に女性問題を疑う声が出ていました」(同)
かくして船岡容疑者は事件当日、札幌からわざわざ後輩女性宅のある東京に足を運び、事件を起こしてしまった。
アディーレ法律事務所横浜支店の高誠学(こう・せいがく)弁護士は「住居侵入のみで起訴されることは多くはありません」と指摘。今回の事件だけでは起訴される可能性は低いという。
ただ逮捕後、船岡容疑者にストーカー規制法の禁止命令が出された。釈放された後、後輩アナに対してストーカー行為を繰り返した場合、逮捕される可能性がある。高氏は「ストーカーに対する処罰が近年、厳罰化されていること」を踏まえ、起訴の可能性は「あります」とみる。
NHKに、船岡容疑者が後輩女性アナにつきまとうような問題行動をしていたことは把握していたか、把握していたとしたら何らかの対策を採っていたか――などと質問したところ、同局広報局は2日、「捜査に関することは、お答えを控えさせていただきます」とした。












