お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーラン(52)が2日、ツイッターを更新。日本の少子化について、自身の考えをつづった。

 パックンは「僕の父は5人兄弟。そのお母さんは11人兄弟。だが、僕は2人しか作っていない」と自身の家庭環境を明かした上で、子どもを多く作らないのは「子供を作らないと選択する人のほか、時代、大勢の子供より、少人数の子供を、超丁寧に育てること、早めに子育てを終えて、まだ自分も元気なうちに自由に活動できることを選択する親も多い」と指摘。

 さらに「僕と妻も実際に子供2人だけにすることにした。教育費が高いからとかではない。そんな生き方を選んだわけだから、もちろん政府に一生懸命取り組んでほしいが、少子化対策に限界があると感じる」と、政府の少子化対策だけでは、ここから脱却するのは難しい…と感じているという。

 その上で「でも、子供をより育てやすい国に変えていくには、教育費や雇用など、ハードな面のほかに、ソフトな面、つまり文化的な面の改革も大事かと思う」と金銭的な支援だけではなく、考え方を変えて行く重要性を強調。

 具体的には「フランスやスウェーデンは比較的に出生率が高いのは、子供を喜ぶ文化だからと指摘する専門家もいる。日本は子供が迷惑だという印象を受けるから、親が少し後ろめたい気分になりがちな気がする」と、欧州と日本では子どもへの対応の違いが少子化の一因だとも見ているという。

 そして「だから、日本は子供を増やしたいなら、子供を見て喜ぶ大人――一緒に電車に乗った子をも、同じ公園でボール遊びしている子をも、道にでて縄跳びをしている子をも、たまにうるさくしている子をも、見て喜ぶ――そんな大人を増やすべきだと思う」と持論を展開した。