俳優の草なぎ剛(48)が白石和彌監督(48)と初タッグを組んだ時代劇映画「碁盤斬り」(脚本・加藤正人)の製作が決まったことが1日、発表された。

 草なぎが白石監督からの「草なぎさん主役の時代劇が撮りたい!」という熱烈なラブコールに応じた。 同映画「碁盤斬り」は囲碁を巡る人情話として根強い人気のある「柳田格之進」という落語がベースの物語だ。

 草なぎ演じる浪人・柳田格之進は、いわれのない嫌疑をかけられ藩を離れ、亡き妻の忘れ形見の娘と共に貧乏長屋で暮らしているが、落ちぶれても武士の誇りを捨ててはいない。あるきっかけで隠されていた真実が明かされたことにより、娘のために命を賭けた仇討ちを誓う。疑心と陰謀渦巻く中、愛する者を守り誇り高く生きる武士の尊厳と、親子の情愛が描かれている。

 2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」では第15代将軍・徳川慶喜を演じた草なぎが、今度は浪人役を演じることになった。草なぎは「いまだかつて感じた事のない世界観で胸がとても熱くなりました。古き良き物に宿る色あせることない魂を演じてみたいです」と思いを明かす。

 白石監督は草なぎの仲間である香取慎吾(46)と映画「凪待ち」(2019年)でタッグを組んた。草なぎは「白石監督は、慎吾ちゃんと仲良しなので、僕も仲良くできそうです。白石監督は僕自身ファンでもあるので、ご一緒できて幸せです。目いっぱい楽しみます。また新しい世界を見に、フルスロットルで行きたいと思います!」と意気込んだ。

 白石監督にとっても時代劇への挑戦は長年の夢だった。

「私にとって初めての時代劇を、草なぎ剛さんと共に作れることに興奮しています。ずっと時代劇を作りたかった。その想いがようやく叶います。加藤さんが書いてくれた実直な浪人柳田格之進が選択する未来に、少しだけ今の時代に必要なものが見えた気がしました。純度の高い映画の血が流れ続ける京都で、魂を静かに震わせながら作品に向き合います」と同監督はコメントした。

 京都、関西近郊を中心に撮影開始予定となっている。