作家の紗倉まな(29)が20日、東京・護国寺の講談社で行われた「ごっこ」刊行記念記者会見に登壇した。

「ごっこ」は文芸誌「群像」に掲載された「はこのなか」「ごっこ」「見知らぬ人」の3篇をまとめた恋愛小説集。紗倉は「担当者さんから息抜きに恋愛小説を書いてみてはと言われ、ちょうど行き詰まっていたので、救われるような思いでした」と恋愛小説に取り組んだ経緯について説明した。

 自身の恋愛は「ことごとく玉砕してきた感じでした」と自嘲気味に語ったが、小説に投影させることで「大人になりきれていないかもしれないけど、私はいとしく思っている感情」を見つけることができたという。

 そのせいか登場人物も感情にあふれており、「今までの作品と違う部分は、感情がすごく高まってヒステリックではないけど、今までよりも躍動感のある話が書けたのではないか。登場人物の気質は激しいなって思います」と笑顔で振り返った。

 アラサーで充実期を迎えつつある紗倉は今後も作家と女優の両立を図る。「30代に入ると自分をうまく取り扱えるようになると(先輩女性から)聞いてるので、30代は自分をうまく扱えるようになりたいと思ってます」と目を輝かせた。

 紗倉は22日に精神科医の尾久守侑氏と「ままならない恋愛について」のオンライントークイベントを行うほか、来月に大阪と渋谷の2か所でサイン会を予定している。