ボートレース住之江のプレミアムGⅠ「第11回クイーンズクライマックス」は31日、12Rで優勝戦が行われた。
5対1と予想外の進入になったレースは、2コースから差した田口節子(41=岡山)がバックでイン平高奈菜を捕らえると2M先取りでV。4回目のGⅠ優勝を大会連覇を飾った。
守屋美穂と長嶋万記にはGⅠの優勝経験がないとはいえ、誰が優勝してもおかしくない6人による大みそか決戦。エンジンも優良機ぞろいだけに、なおさら差はない。モノを言うのはコースだ。舞台はインが強い住之江。悠長な進入になればイン・平高が圧倒的有利なのは明白だが、優出メンバーもそれは百も承知。6号艇の長嶋万記がゴリゴリと前づけを敢行し、進入は5対1。6コースに出た平山智加も単騎ガマシがVへの近道と判断しての大外選択だろう。
スリットは内3艇がゼロ台で踏み込む。パワー自慢の守屋も目に見えるほど出ては行かず、誰の目にも〝平高のイン逃げV〟が濃厚に映ったはずだが、守屋のまくりが視界に入ったか、大きくターンマークを外す。これを百戦錬磨の田口が見逃すはずがなかった。バックで平高の内にピタリと並ぶと、2Mはまくりも差しも許さないターンで独走に持ち込んだ。
「優勝戦に入ったら、正直(足は)見劣ると思っていたけど、2コースは得意なんだと自分に言い聞かせて…」
自らを奮い立たせて臨んだ決戦も「Sも少し遅れたし(平高)奈菜ちゃんがすんなり逃げるんだろうな」と半分諦めたが「1Mは、まさか!と思いました」。待っていたのはVへの花道だった。連覇は「正直どうでもいい」と過度に意識しないのが田口らしさ。肩の力が抜けているからこそターンミスもないのだ。
「まさかの優勝で、いまだにドキドキして信じられません。でも、やればできる!」
最後は威勢よく表彰式を締めくくった。女王の進軍は来年も〝マイペース〟で続くはずだ。












