◇塩崎桐加(30)三重支部105期

 今年1月に第2子(次男)を出産。10月の津で1年4か月ぶりに実戦復帰した。その節でいきなり優出(5着)。第1子出産後の復帰戦となった2018年1月の宮島では優勝。産休明けに続けて好走を披露した。「ホントにたまたま。津はエンジンが良かった」と振り返る。

 初めての経験ではないとはいえ、長期欠場後の復帰初戦は不安だらけだった。「全然練習もできなかった。レース勘もないし、うまく乗れなくて。レース勘を取り戻すこととボートに慣れることが優先だったので、デキ過ぎで自分でもビックリしたくらい」と振り返る。

 今年の出走は5節のみ。徐々に慣れてきたようだが実戦勘は完全に取り戻せていない。「休む前のいい時との差があり過ぎて悩む。でも1年4か月休んで、すぐには戻らないのも分かっている。少しずつやれることを増やしていこうと」と焦りはない。

 さらに、このブランクをプラスにする。「産休前みたいにずっと走っていれば考えが凝り固まるし、乗り方もなかなか変えられない。今は無の状態なので、いろいろ吸収できる。ペラ調整にしても他の選手からの情報や教えてもらったことを試して、そこから自分なりのアレンジができるように頑張っている。それができれば調整の引き出しも増えるだろうし、前の自分より成長できるんじゃないかな」と着実にステップアップしていくつもりだ。

 来年8月には地元・津でPGⅠレディースチャンピオンが開催される。「出られるか分からないけど、そこに向けて頑張りたい。頑張ることも、この先の自分の糧になると思う」。

 結果はもちろん〝過程〟も大事にしながら前に進む。

〈塩崎桐加・今後の出走予定〉
◇1月4日~9日=徳山GⅢオールレディース
◇1月16日~21日=鳴門GⅢオールレディース
◇1月31日~2月3日=多摩川一般戦
◇2月9日~14日=平和島GⅢオールレディース

◇しおざき・ひさか 1992年4月20日生まれ。三重県出身。三重支部の105期生。2009年11月津でデビュー。翌年9月に津で初勝利。2013年5月大村で初優出、2015年11月の江戸川ヴィーナスシリーズで初V。通算3V。同期は塩田北斗、菅章哉、佐藤翼、村岡賢人、磯部誠、渡辺優美ら。