伊東競輪G3「開設72周年記念 椿賞争奪戦」は25日、12Rで決勝戦が行われ九州分断から直線伸びた野原雅也(28=福井)が制して優勝賞金443万円(副賞含む)を獲得。GⅢ優勝は20年12月の広島以来、2回目。

 激戦を制したのは、スーパールーキーでも4車結束の九州勢でもなかった。伏兵的な立場だった野原だが、山崎賢人(30=長崎)の後位を奪うと最後は豪快に突き抜けた。

「すんなり出させてまくれる相手じゃないし、踏んで合った所で(勝負)と。最後は無心でゴール線を目がけて踏みました」

 ここ伊東は、妻・美咲さん(引退)の現役時代のホームバンク。今までは気合が空回りすることが多かったが、記念Vという最高の結果を残し「(子供には)優勝賞金でクリスマスプレゼントにおもちゃでも買ってあげたい」とはにかんだ。

「今年は調子を崩したりGⅠで活躍できなかったので、来年は強い気持ちをもって活躍したい。古性(優作・32=大阪)さん、脇本(雄太・33=福井)さんのような近畿のすごい人たちに少しでも近づけるように頑張りたい」。やや低迷していた近畿の大砲が思い入れの強い伊東で復活ののろしをあげた。