歌手の舟木一夫(77)が9日、都内で明日10日から開催される「舟木一夫ロングコンサートin新橋演舞場」を前に会見を行った。

 1963年に「高校三年生」で鮮烈なデビューを飾り今年、芸能生活60周年を迎えた舟木。60周年を迎えたことについて「好きな歌を歌ってたら、経ってしまったという感じ。長かったか、短かったかってよく聞かれるんですけど僕の場合は幸せですよ」と笑顔を見せた。

 一番の思い出を問われると「デビューした時の夏の太陽」を挙げた。「あの頃は東京もそんなに光を遮るものがなかったし、あの暑さは印象に残ってます。それはイコール詰襟ってことにもなるんですけどね。夏場に冬物を着てたワケですから(笑い)」と話し、笑わせた。

 橋幸夫、西郷輝彦さんと御三家と呼ばれ人気を博したが、今年2月に西郷さんが死去。「今年は面白いことも辛いこともあったけど、1つだけ選べと言われれば輝さんが旅立ったことですかね。それが一番きつかった。まだ吹っ切れてないから自分が歌ってると輝さんをここ(横)に立たせたいと思う」と西郷さんを偲んだ。

 橋も来年に歌手引退を発表。「橋さんはああいう道を行こうとしている。輝さんはちょっと早いけど旅立っちゃった。残ったんだからやるしかねぇだろって(笑い)」と笑い飛ばしていた。