将棋の藤井聡太王将(竜王、王位、叡王、王将、棋聖)への挑戦権をかけた第72期ALSOK王将戦挑戦者決定リーグ戦、羽生善治九段(52)と豊島将之九段(32)の対局が22日、東京・将棋会館で行われ、117手で羽生九段が勝利し挑戦権を獲得。ファン待望の、将棋界のスター同士による対決が実現することとなった。

 羽生九段は勝てば挑戦権獲得、負ければ豊島九段とのプレーオフを戦うことになっていた。将棋は中盤に豊島九段が仕掛けた王手飛車取りを羽生九段がうまく切り返して優位に立つと、そのままリードを広げ、苦手の豊島九段相手に快勝した。終盤は勝利を確信した際に見せる手の震えが続いた。終わってみれば最も過酷なリーグ戦を6連勝という快進撃だった。
 
 王将戦はタイトル通算100期のかかった大一番となるが、羽生九段は「対戦してみないと分からないが、シリーズが始まって体感したい」とし、100期については「全然まだそういう気持ちになっていない。しっかりといい状態を作りたい」と穏やかな口調で語った。

 藤井王将とのタイトル戦での初対決となる王将戦七番勝負は、年明けの1月8日から開催される。2018年に竜王戦で失冠してから無冠となった羽生九段が大一番で100期獲得なるか、注目される。