滝沢秀明氏のあとを継いだ元V6・井ノ原快彦の評判がいい。
滝沢氏は主にジャニーズJr.のプロデュースを行うジャニーズアイランド社長を退任。後任の井ノ原はタレント活動を続けつつ、Jr.の育成も手掛けるプレーイングマネジャーだ。心配の声も少なくなかったが、すでにJr.の心をガッチリつかんでいるという
ジャニーズは井ノ原を起用した理由として、先代社長のジャニー喜多川氏から指導を受けていること、メンバーの年齢が離れたV6というグループの中で調整役をやってきたことなどを挙げた。
「調整役というのは井ノ原を説明するのに欠かせない言葉。それこそ聞き上手ですし、聞いたことをうまく昇華させることもできるタイプです。周囲とうまく調和できるからこそ、ドラマの主役や番組MCなどの座をつかめたのでしょう」(芸能関係者)
今回の人事を唐突だと受け止める人は多かったが、井ノ原は以前からJr.の面倒を見ていた。
「社長に就任する前から、井ノ原はJr.のことを気にかけていました。毎年1月に帝国劇場で行われる若手ジャニーズが出演する舞台『ジャニーズ・アイランド』は欠かさず見ており、成長をチェックしていました」(同)
滝沢氏は時に厳しく、熱心にJr.を指導して成長させた。一方、井ノ原は全く違い、優しく接するお兄さんタイプだ。映画「461個のおべんとう」(2020年)でデビュー前の道枝駿佑(なにわ男子)と親子役で共演した時も、その片鱗を見せていた。
「演技経験の少ない道枝に積極的に声をかけ、親子役を演じるため撮影外でもタメ口で話そうと、うまく指導しました。このおかげで本当の親子のような演技を見せることができたのです。またスキャンダルなどで活動自粛中のタレントもこっそり井ノ原に相談していました。優しいお兄さん的な存在で、慕うJr.は多いです」(同)
井ノ原のジャニーズアイランド社長就任というのは、悪い選択肢ではなさそうだ。