フードデリバリーサービス「出前館」の創業者である花蜜幸伸氏がユーチューブ番組「令和の虎」に殴り込みをかけた。同番組は「¥マネーの虎」の後継的番組。同氏は犬猫の保護施設のために番組過去最高額3000万円の融資を求めてチャレンジし、条件付きながらも認められた。野心は広がる一方だが、以前報じた、自伝的映画の主演に伊勢谷友介(46)を指名していた話はどうなったかというと――。
花蜜氏は1999年に出前館を創業。しかし、2016年に金融商品取引法違反(相場操縦)の容疑で東京地検特捜部に在宅起訴され、今は執行猶予の身。もちろん出前館からは追放の憂き目にあっている。
そんな花蜜氏が現在取り組んでいるのが岩手県にある「ペットの里」。犬猫の保護施設で殺処分ゼロを目指して活動中だ。赤字を出しながらの活動から脱却するため同氏は「令和の虎」の門を叩いた。
その「令和の虎」は18年スタートのユーチューブ番組。かつて一世を風靡したテレビ番組「¥マネーの虎」の続編ともいえ、起業家が虎と呼ばれる投資家たちの前でプレゼンを行い、出資額が決まっていくという内容だ。虎たちのシビアなツッコミが人気となっている。
花蜜氏のチャレンジは19日、20日にわたって前後編で放映。番組過去最高額となる3000万円を求めた結果、条件付きながら達成となった。
同氏が虎たちに訴えたのは「犬猫の保護活動を通じた日本再生プロジェクト」。保護施設には犬猫を飼い続けることができなくなったシニア世代からの引き取り要請が多いという。「ペットにお金を残せないか。生命保険信託を応用すれば可能ではないか」と犬猫にお金を残せるスキームを用意。これにより「一大シニアペットブームになる」とプランを説明した。
融資の条件とは何か。
花蜜氏は「ペットの里として収益を上げて維持できる体制が望ましいとの話がありました。月々1000円の会員制度があるのですが、放映後の1か月で会員を2000口集めることが融資の条件となりました」と語った。
なかなか簡単なことではないと思いきや、花蜜氏の鼻息は荒い。「最高の結果ですね。1か月の間、番組の名前を出して会員募集できる。活動の認知度を上げつつ、会員も増やせる。2000口と言わず1万口を目指したい。そうすれば月1000万円の増収です」
運営が安定すればいろいろなことができる。「かつてとんねるずさんがやっていた『ねるとん』のウイズペット版を番組にしたい。ワンちゃんを連れている人同士のお見合いや婚活で、いろんなシーンが生まれると思う」とアイデアが湧き出ている。
さらに映画化プランもある。花蜜氏は自叙伝を出版しており、ネットフリックスで映画化してもらうために動いている最中。自身の役には20年に大麻取締法違反で起訴され懲役1年、執行猶予3年の判決が出ている伊勢谷を指名していたが…。
「シナリオはできています。実は2か月程前に伊勢谷さんにはオファーをしたのですが、『今はそういう気にならない』と断られてしまいました」
花蜜氏はもう少しで執行猶予が明ける。「そのときは伊勢谷さんと暴れたい」と全く諦める様子はない。伊勢谷の執行猶予が明けるのは来年だが、果たして実現する日は来るのか。












