ボートレースとこなめの「中京スポーツ杯争奪全日本ファイターキング決定戦」は26日に予選を終了し、準優勝戦に進出する18人が決定した。

 準優11Rには異例の初物尽くしとなった地元期待のルーキー鰐部太空海(わにべ・たくみ、20=愛知)が登場する。「僕も池田浩二さんのようになりたい」とSG「第32回グランドチャンピオン」(ボートレースからつ)を制した大先輩の名を挙げて目を輝かせている。

 昨年5月にデビューしたばかりの鰐部は予選2日間を3、2、1着の好成績でまとめ「これだと準優はだいたい何号艇になるんですか?」と苦笑いするのも無理はない。

 2日目の3Rでスローに入ったのも初めて。とこなめでの勝利、予選突破もすべて初。デビュー3期目で「これ以上ない経験」を積み重ねている。

 まだペラは一切触らず、走ることに専念しているのも初々しい。「乗りやすくてターン回りがいい。今は外から握って回る練習しかしてないので2号艇で2コースは不安もありますけどね(笑い)。スローなら1マークでダメでも、道中の全速戦で見せ場をつくりたい」。準優11Rは間嶋仁志の前づけでダッシュ戦になる可能性もあるが、走り慣れたアウトからの全速差しこそ一番持ち味が生きる。

 知多市出身でとこなめは純地元水面。大同高校時代は剣道部で大将を務め、全国大会にも出たことがあり、展開の読みはなかなか新人離れしたもの。初の予選突破の勢いに乗って、ファイナル進出の大仕事をやってのけるだけの〝大物感〟は十分にある。