俳優・大泉洋(49)の兄で、元函館市職員の大泉潤氏が来春の函館市長選に立候補する考えを表明した。弟の洋としては敬愛する兄の正念場とあって全力で応援したいところだが、芸能人としてはそう簡単にはいかない事情もある。来春の選挙戦で、洋は函館を駆け回っているのか――。


 潤氏は早稲田大学卒業後、函館市役所に入った。総務部秘書課長や観光部長を歴任。2019年から保健福祉部長として、新型コロナウイルス対策などを担当していた。立候補を表明すると、兄弟の顔が「そっくりすぎる!」と大きな話題になった。

 兄弟仲も非常によく、「洋は兄の潤を尊敬しています。常に兄の背中を追いかけてきましたから。兄の出馬という決断も尊重し、喜んでいますよ」(芸能関係者)

 潤氏は函館で評判がよく、地元経済界の一部が立候補を促したという。ただ、現状で選挙に勝てるかは不透明。現職の工藤壽樹市長が4選出馬するか、まだ態度を表明していない。仮に出馬してきた場合は、潤氏にとって強敵となることは間違いない。

「そもそも11年から現職の工藤市長も市民からの人気は絶大です。潤氏と同じく函館市役所出身で、選挙で対決となると支持層が二分されることになるでしょう。潤氏は約11年間にわたって工藤市長の腹心として働いていたにもかかわらず、工藤市長は出馬表明することを知らなかった。工藤市長の支持者の中には、潤氏のやり方をよく思わない人もいます」(地元関係者)

 潤氏は自身の出馬と洋の芸能活動は「別物」と語っているが、それでも洋の応援が選挙の結果を大きく左右することになるだろう。兄を尊敬する洋とすれば、毎日でも函館に入って支持の取りまとめに協力したいところだが、そう簡単な話でもない。

「洋は20年、21年と2年連続で紅白歌合戦の司会を務め、今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源頼朝という重要な役を演じるなど、NHKのお気に入り。同局の音楽番組『SONGS』では〝番組の顔〟も務めています。そのNHKは出演者に政治色が付いてしまうことを極度に嫌う。兄弟であっても関係ありません。支持を表明すると選挙期間中は番組に出さないほか、今後の起用にも影響が出てくるでしょう」(テレビ局関係者)

 たとえ兄弟でも必死に応援するとNHKの〝寵愛〟を失ってしまう恐れがあるというのだ。洋は難しい舵取りを迫られるだろう。