【今週の秘蔵フォト】「そよ風みたいな女の子」というキャッチフレーズで1970年代に人気を集めたアイドルが林寛子だった。酷暑が続く今、このフレーズを聞いただけで一瞬、涼風が吹いたような気持ちになる。
芸歴は長く小学校入学と同時に「劇団いろは」に入団して子役として活躍。NHK連続テレビ小説「旅路」(67年)など多くのドラマに出演した後、13歳の時に「歌手になりたいな」との一心でオーディション番組「君こそスターだ!」の第1回グランドチャンピオンに輝き、74年「ほほえみ」でデビュー。翌年の「素敵なラブリーボーイ」が大ヒットしてトップアイドルの座に上り詰めた。
74年8月16日付紙面では歌手デビューからわずか5か月、14歳の林のインタビューが掲載されている。おでこのニキビも気にすることなく「若さの真っ最中ですから」と純真な笑顔を見せつつ「私の歌? 全然自信ない。うまいとは思わない。(目指すのは)見ていて楽しくてかわいい歌手」と語っている。
当時は順心女子学園中等部2年。恋愛については「無理でしょう。男の子は私のことを普通の女の子と見てくれないし、敬遠されちゃう」と話す。靴箱には女子からのファンレターがあふれて、わざと廊下でぶつかられては「キャー、さわっちゃったあ」と騒がれたなど何ともほほえましいエピソードも披露している。それでも「マリリン・モンローみたいに色っぽい女性になりたい」とおませな言葉も。その言葉通り、後には花王のシャンプーのCMで大人っぽい表情を見せ、改めて人気を呼び、CM7本に出演する人気者となった。その後も順調に活動を続け、80年代はバラエティーなどで“毒舌キャラ”を見せたり、2014年には大場久美子と「キング・オブ・コント」に出場するなど芸の幅を広げた。同年にはデビュー50周年シングルも発売。現在も各方面で元気に活躍中だ。












