覚醒剤取締法違反(使用、所持)などの罪に問われた「KAT―TUN」の元メンバー田中聖被告(36)の初公判が10日、名古屋地裁で開かれ、同被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役2年を求刑し、判決は6月20日に言い渡される。

 起訴状などによると、1月30日に名古屋市内のホテルで覚醒剤約0・16グラムを所持したほか、2月24日ごろ同市内ホテルで覚醒剤を使用したなどとされる。

 田中被告といえば、2013年に「度重なるルール違反行為があった」として、ジャニーズ事務所との契約を解除され、独立。覚醒剤を使うようになった理由について、スケジュール調整などで忙殺され「将来への不安やストレスから手を出してしまった」と説明した。

 現在は家族と同居しながら治療に専念。芸能活動の継続にも意欲を見せたが、鍵を握るのは自身が金銭面などで援助してきた3人の弟たちだ。

 特に自分と同じくジャニーズ入りした四男で、現在はSixTONESに所属する田中樹(じゅり)の姿は更生に大きく関わるという。

「樹がジャニーズ事務所を受けた際、次男の聖は『弟をよろしくお願いします』とあいさつし、その後もことあるごとに目をかけてきた。独立後も良好な関係は続いており、逮捕後も関係は断絶していない。聖は樹に迷惑をかけたことを猛省していて、弟の頑張る姿を復帰に向けた励みにしている」(知人)

 田中被告との〝絆〟を感じるのが、樹がメインMCを務める「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」。樹は兄の逮捕後も家族ネタを決して禁止にせず、幸せそうに話している。

「最近も兄弟の名前が同じ一文字と明かし、田中家についてうれしそうに話していた。聖もラジオなどで兄弟のつながりを感じて、前向きになっているとか」(前同)

 この日の初公判では父親も証人として立ち「家族思いの優しい子。家族全員が協力します」と証言。もう樹を裏切ることは許されない。