女優・寺島しのぶ(49)が坊主頭を初ナマ披露した。11月公開の主演映画「あちらにいる鬼」で、故・瀬戸内寂聴さんがモデルの人気作家を演じた寺島は先月、仏門に入る重要なシーンで剃髪したばかり。
若手映像クリエイターの登竜門「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022」の記者発表が15日、都内であり、国際コンペティションの審査委員長を務める寺島が出席。剃髪時の記事によれば「しばらく普段の生活はウィッグ使用」とのことだったが、この日は何もかぶらず登壇した。
白い長袖シャツの上から同色のスカーフを首に巻き、下は黒のパンツ姿。まるで洋風の法衣のようだ。挨拶を求められると「こんにちわ、寺島しのぶです。私もあまり存じてなかった映画祭だったんですけれども…」と語り出し、髪形については触れずじまい。囲み取材も予定されていなかった。
フォトセッションが終わり、登壇者全員が舞台袖に引っ込むとき、テレビの取材ディレクターから「寺島さん、髪形慣れました?」と声が掛かった。寺島は足を止め、照れ臭そうに「はい、もうすっかり」と左手で頭を触った。「撮影用ですよね?」と確認されると、そのまま頭をなでながら「撮影のために、もう剃りました」。
ディレクターが「鏡見ても驚かない?」と聞くと、「驚かないです。今、ピンクを入れてます」と頭をポンポン叩き、舞台袖へ。遠目からでは分からなかったが、寺島は髪をピンクに染めていると明かした。
同映画祭は7月16日から、埼玉県川口市のSKIPシティほかで9日間にわたり催され、今年は3年ぶりの現地開催となる。