◇砂長知輝(22)埼玉支部125期

 2022年後期適用勝率は5・55(23日現在)でA2初昇格も視野に入る。「手応えはあります。デビュー当初からしぶとさ、どのコースからでも追い上げるというスタイルは変わりません。6コースでも3着が意外に多いのは、その成果だと思う。それに1着が増えたのも勝率に表れている」と進歩を実感している。

 武器の一つはS力だ。2021年、2022年と平均Sタイミングはコンマ14。そして、デビュー以来1度もFを切っていない。「自分の中でA級に上がるまで切らないつもり。訓練中の教官の教えもあったけど、事故なく走ることを大事にしている。その上でスタートしてからのポジションで有利に立てるようにと思って、タイミングはしっかり出すことは心がけているし、できている」と自信をのぞかせる。

 さらなる進化のために新たなことにもチャレンジする。「乗り心地というよりは足を重視したペラ調整を試した。それで練習もしたし、毎節もらったままではなく、自分仕様の形に叩いた」と新スタイルに挑戦。

 昨年10月の江戸川で初優出を果たすと、2節後の桐生GⅢでも優出と結果にもつながった。「桐生も自分の形にしてドンピシャで合った。ダメな時は乗り心地重視にするとか。調整の引き出しは増えたと思う」と収穫を口にする。

 師匠は有賀達也。「師匠とはレースが終わるたびに連絡は取ります。アドバイスもいただけます」。最近、有賀が周囲に「砂長は教えることがない」と誇らしげに話していることを伝え聞いた。これには砂長も「うれしい言葉です」と笑顔がこぼれる。師匠も着実に成長していることを認めている。

 桐生順平を筆頭にベテラン・平石和男や須藤博倫、中沢和志、昨年GIウイナーとなった佐藤翼、そしてブレークを果たした畑田汰一と各世代にタレントがそろう埼玉勢。「強い人、お手本になる人がたくさんいる。若い人が底上げし、上も活躍するので自分も頑張らないと、と思う」と恵まれた環境で刺激を受け奮闘する。

 目標は「まずはA級。そして早く記念レースに行きたい。地元の記念を走りたい」とキッパリ。その夢の実現へ突き進む。

 ☆すななが・ともき 1999年10月10日生まれ。埼玉県出身の125期。2019年11月、戸田でデビュー。2020年5月の戸田で初勝利。昨年10月の江戸川で初優出。これまで2優出。同期は小原聡将、山田丈、山崎祥、杉山喜一、山本稔太朗、定松勇樹ら。