奈良競輪(FⅡ・ナイター)は10日、開幕した。ガールズケリイン6Rでは土屋珠里(24=栃木)が白星スタートを決めた。タテ脚攻撃重視から戦法の幅が広がり、近況は着も安定。その要因は「余裕」にあった。

 かつては先行、まくりの印象が強く、本人も「最初のころは同じパターンだけしかできていなかったです」と振り返る。ただ、当初から好位置を確保しにいく走りも頭にあったらしく「余裕がないころはやろうと思ってもできなかったんですけど場数を踏んで、いろんな人のレースを見て、最近は脚にも余裕が出てきたので、やりたいレースができ始めました」。位置を狙いにいけば並走になる瞬間も来るが、そこも苦にはならないようだ。

 力勝負だけにこだわらず戦法の幅ができたことで、ここ数場所は成績が安定。「結構、(成績の)波があることが多いので最近は出来過ぎかな、と思ってます」と言うが、成長ぶりは周囲の目にも明らかだろう。

 さらなる目標は「400バンクで逃げて勝ち上がっていけるようになればいいですね。そうなればどんな展開になってもいいし」。走り方の引き出しは増えたとはいえ、ガールズの大舞台で勝負するにはタテ脚は必須。ナチュラルなパワーを上げていければ、もう一つ上のステージが見えてくる。