ボートレース蒲郡の「愛知バス杯争奪 ABCツアーカップ」が10日に開幕する。9日の前検日にはエンジン抽選とスタート特訓が行われ、各選手、その感触を確かめていた。

 今節はともに当地巧者で83期同期コンビの須藤博倫(43=埼玉)と坂口周(43=三重)の2人がV候補両雄として注目されている。

 須藤は2014年7月の当地GⅠ開設59周年の覇者。坂口は15年5月~19年11月の開設64周年記念まで7連続で当地優勝戦に駒を進めているほどの好相性水面だ。

 注目のエンジン抽選では坂口が2連率29%の40号機を引いたのに対し、須藤は前節で湯川浩司(41=大阪)が優勝を飾った33号機を獲得。前検の段階では後者が優勢だった。

 当地GⅠタイトルホルダーである須藤は「そのまま乗って、もちろん悪いことはないですよ。特に伸びるようなことはないけど、バランスが取れて良さそうな感じがした」と早くも合格点をつけていた。

 今年に入って5節走ってまだ優勝戦進出がないことにはもどかしさも感じており、独特の言い回しで今節にかける思いをこう語った。

「悪い意味で言えば、最近は特に強調できるネタはないですね(笑い)。ただ、いい意味で言えば、こんないいエンジンを引いた時にしっかりと自分のレースができるか楽しみはありますね」

 住之江のGⅠ開設64周年記念で準Vだった弟子の中田竜太(32=埼玉)や、その中田の弟子で今年すでに2Vと好調な畑田汰一(22=埼玉)らも大活躍しているだけに「彼らに置いていかれないように僕も頑張らないと」と、いい刺激をもらっているようだ。