2021年の艇界を締めくくるボートレース福岡のプレミアムGI「第10回クイーンズクライマックス」はいよいよ28日、トライアル第1戦の幕を開ける。

 マスターズ世代の活躍が大きな話題となった今年。その勢いに引っ張られるように、4年ぶりに至高の舞台へ返り咲いた海野ゆかり(48=広島)。

 今年は優勝こそなかったものの、トータル9回と女子戦を中心にコンスタントに優出。年間を通じてスタート事故がなかったことも後押しとなって、着実に賞金を積み重ねることができた。

 本人も「今のところ目立つことはなかったけど、地道にやってきました」とこの1年を振り返る。

 トライアルは6号艇からの滑り出しとなるが、クイーンズCはTR初日の枠順が必ずしも結果に直結しない特殊なレースだ。サバイバルを勝ち抜いてファイナルの舞台に立つために、重要なのはエンジン抽選。そこで注目機の一角・21号機を引き当てた。

「何もせずにいって周りと一緒くらい。Sは少し早いような気がしたけど、起こしに違和感はなかった。展示タイムが1人だけ悪かったのは気になる。ペラを確認します」と作業に入った。

 博多水面はこれまで優勝2回と実績十分だが、近況はひと息。今年はオール女子戦を2回走っているが、いずれも優出はならなかった。

「若い頃は良かったんですけどね。最近はしっくりきてないことが多い。あまりいいエンジンも引かないので。でも、今回はいいエンジンだから出ている。ちゃんと合わせられれば」と一歩も引かない構え。素性通りの足になれば、十分に展開は突けそう。大外枠から虎視眈々と上位進出をもくろむ。