◇海野ゆかり(48)広島支部71期
2021賞金女王を決定するボートレース福岡のプレミアムGⅠ「第10回クイーンズクライマックス」が開催される。26日からGⅢ「クイーンズクライマックスシリーズ戦」、そして28日から賞金ランク上位12選手が激突する「クイーンズクライマックス」が幕を開ける。優勝選手の証し・ティアラを戴冠するのは誰か――。カウントダウンコラム「戴冠の時」第1回はレディースチャレンジカップ最終日に出場を決めた海野ゆかりにスポットを当てる。
クイーンズクライマックス出場12人が決定するレディースチャレンジカップ5日目終了時点で賞金ランク10位までが当確。残る2枠を11位の海野、優勝戦に駒を進めた鎌倉涼、大山千広の3人で争う形になった。
最終日の特別選抜戦の着次第では自力でクイーンズクライマックス出場を決めることもできたものの6着に敗れて優勝戦の結果待ち。鎌倉、大山がワンツーなら圏外の13位になってしまう状況だったが、優勝戦は大山4着、鎌倉6着。この結果、海野は賞金ランク11位に踏みとどまり、2017年の第6回大会以来4年ぶり5回目の出場を決めた。
「クイーンズクライマックスは久しぶりに行くからね。4年ぶりなのかな。もう大会の雰囲気というのは覚えてないですね。だから、新たな気持ちでレースをしたいと思う。マイペースで行きます」。
真夏の女王決定戦「レディースチャンピオン」は2004年の多摩川大会、2016年の津大会の2回、制している。一方、冬の女王決定戦となる「クイーンズクライマックス」は2013年の芦屋大会、2017年の大村大会で優出しているものの、まだ優勝はなく、初Vを狙って乗り込んでくる。
今年は9優出しながらも優勝はなし。年間優勝回数0は14年前の2007年までさかのぼる。それでもコツコツと賞金を積み重ねて最終決戦の舞台にたどり着いた。その要因のひとつは1着回数の増加だ。ここまでの1着数は79。年間1着数が80を超えるのは4年前の2017年以来。その中でも注目は決まり手「まくり」の回数が大幅に増えている。最近の「まくり」の回数は2018年=8、2019年=4、2020年=7となっていたが、今年は一気に「17」にまで増えている。
海野自身も「今年は去年と比べてまくりの本数が増えた」と実感している。多摩川レディースチャレンジカップでも初日1Rに4コースからトップタイのコンマ08のスタートを決めてまくり快勝とオープニングレースからインパクトを与えた。また、前走の宮島一般戦でも2日目4Rで男子選手を相手にトップスタートからの3コースまくりを決めている。
「ずっと伸びがつかなかったんですよね。今年は特に調整を変えたわけではないんですけど、伸びがつくようになった。それで、まくれるようになった」とまくりが増えた要因を説明する。
28日のトライアル初戦は6号艇。出場12選手の中でもGⅠ2Vなど実績は上位。このベテランに枠不問のパンチ力が加わったとなれば軽視は禁物だ。












