匿名のツイッターアカウント「Dappi」による投稿で名誉を傷つけられたとして、立憲民主党の小西洋之(49)、杉尾秀哉(64)の両参院議員が、都内のウェブ関連会社に計880万円の損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、東京地裁で開かれた。ウェブ会社側は請求棄却を求めた。
訴状によると、Dappiは20年10月25日、森友学園を巡る公文書改ざん問題について「近財(近畿財務局)職員は杉尾秀哉や小西洋之が1時間つるしあげた翌日に自殺」とツイート。内容は虚偽で、両議員の社会的評価を著しく低下させたとしている。
被告のウェブ会社が、投稿に使われたネット回線を契約していた。
Dappiのフォロワーは17万人以上。今年10月1日の投稿を最後に更新されていない。過去の投稿では与党議員の発言を評価し、野党議員を批判する投稿が目立っていた。
この日、小西、杉尾両議員は参議院本会議が開かれていたため出廷しなかったが、訴訟代理人が出席。閉廷後、国会内で会見を開き、それぞれコメントを発表した。
「訴訟を通じて、野党議員の活動のフェイクニュースを拡散し、日本の民主主義を歪めたツイッターアカウントDappiの法的責任を明らかにしたい」(小西氏)
杉尾氏は「訴訟を通じて私たちの名誉を回復させると共に、書き込みの背景に何があったのか解明したい。また、本訴訟がフェイクニュースに対する警鐘になればと考える」とした。












