飯塚オートのGⅠ「開設65周年記念レース」は5日の最終日、12Rで優勝戦が行われ、岩見貴史(37=飯塚)が大会初優勝を飾った。GⅠは2015年の船橋・オート祭以来、2回目のⅤ。「やっと地元の記念が取れた。ずっと取りたかったのでうれしい」。しみじみと喜びをかみしめた岩見だが、レース内容も満点だった。

 10メートルオープンの3号車から好スタートを決めると、1コーナーはインの辻大樹(40=飯塚)に先取りされたが、車速を生かして1~2コーナーまくりを仕掛け、バックストレッチで辻をまくり切って一気にトップに立つ。

 同周3~4コーナーで4車が落車するアクシデントが起こり、2周目からは2番手・荒尾聡(40=飯塚)とのマッチレースとなったが、SGウイナーで百戦錬磨の荒尾の仕掛けを完璧なコース取りで抑え、最後の最後まで隙を見せず〝根比べ〟をものにした。

 極限状態の中、一糸乱れぬ走りで結果を出した今の精神力をもってすれば「次はもう一つ上のステージで優勝戦の常連になり、そして優勝したい」という新たな目標も決して遠くはないはずだ。