◇中川りな(28)福岡支部112期

 住之江グランプリ(GP)18枠、福岡クイーンズクライマックス(QC)12枠争奪戦となるSG「第24回チャレンジカップ」。GⅡ「第8回レディースチャレンジカップ」が23日から28日まで開催される。舞台はボートレース多摩川。カウントダウンコラム「唯一無二の場所へ」第2回はレディースCC初挑戦で、QC初出場というシンデレラストーリー実現を目指す中川りなが登場。大会に臨む心境を明かした。

 中川の賞金ランクは20日時点で14位。QCボーダーの12位・三浦永理との差は約50万円。レディースCCの結果次第ではQC出場も十分、可能だ。

 しかし、当の本人は「私、チャレンジカップとか全然、知らなかったんですよ。自分がその位置にいるのを最近になって言われて…。そういうのが、あるんだなって…。じゃあ頑張ろう、みたいな感じです」と無邪気に笑う。

 賞金ランクを意識しないレベルから賞金レースの注目選手へ。本人の気持ちが追いつかないほど、成長カーブが急上昇している。

 デビュー9年目に突入する直前の今年5月の江戸川・男女W優勝戦で初Vを飾ると、2節前の芦屋オールレディースで2回目の優勝。2022年前期適用勝率は6・22をマークしA1初昇格も決めている。

「調子はいいです。プロペラ調整が定まってきて足がいいです。前は出足に寄せていたのを7月ごろ、師匠の中辻崇人さんのアドバイスでバランスを良くするようにしました。この調整になって足がいいことが多いですね。足がいいのでレースもしやすく、余裕ができました。悪いエンジンでも、それなりに出せてますね」と満面の笑みで好調の理由を明かす。

 結果が出るようになったことで相乗効果も生まれた。「5月の江戸川は、たまたま優勝できたという気持ちもあった。10月の芦屋は優勝できてすごくうれしかったですね。以前は早く優勝しなきゃっていうのがあったけど、1回、優勝できたことで気持ちが楽になって純粋にレースが楽しくなりました。切羽詰まらず楽しんでいるという感じです。ペラ調整も楽しい。やればやるほど結果につながっています」とメンタル面でも大きなプラスになっている。そして、その精神的な余裕が再び調整、レースにも好影響を及ぼす。まさにさまざまな歯車がかみ合った状態だ。

「意外にいいところにいるから(QC出場圏内に)入れたら入りたいなと思っています。目の前の一走一走を一生懸命に走って結果につながればいいですね。博多(福岡ボート)は家から一番、近い場ですしね」。気負うことなくQCに出場できるベスト12入りを目指す。